スピッツ『見っけ』について。

最新アルバム『見っけ』の中で一番好きな、1曲目の『見っけ』は、もしかしたら知っているスピッツの曲の中でも一番かもしれない。

思わず「うっ…」て声が出たくらい、普段聴き慣れた曲たち(雑な言い方になってしまってごめんなさい)とは別の次元で鳴っているのかなというほど眩しい音だと思ったのが最初。
なんか、全部の音のまわりをキラキラした粒子が舞ってる。
で、その後歌詞を読んで超笑顔になってしまった。
まず歌いだし「再会へ!」で始まるんです。
それから途中で出てくる「流星のピュンピュン」って、何??素敵すぎませんか。よく分からない可愛い言葉、大好き!
メロディーは聴けば聴くほど気持ちよく、アルバム全体的に好きだけどいつも1曲目だけ10回くらいリピートしてからようやく通して聴く、という感じ。

この曲から浮かんだのは、少年が大きなクジラに乗って高い上空を進んでいく、冒険する、というイメージ。
なんとなく分かる分かる、って思ってもらえるとは思うんですが最初に聴いたときからからあまりにもはっきりしたイメージがあって。
ふと、何で急にこの映像が頭の中に出てきたんだろうと思い脳内検索したところ…分かりました。

太田光さんの『文明の子』という小説、読んだことのある方いらっしゃるでしょうか。
文体は柔らかくて大人のファンタジーのようでありつつ、とても哲学的で現代への風刺がある作品。
短編集のような長編という構成で、話の軸に少年の思考が動力の空飛ぶクジラが出てきます。

と書きながらも図書館で借りたのが2年半くらい前なので文章の詳細については記憶が鮮明ではない。
ただこの本はページをめくるたびにキラキラした粉みたいなものが舞うなと感じたのは強烈に覚えていて…その時のキラキラってまさに『見っけ』を再生したときに音と一緒に舞った粒子のようなものと同じ!

だから、この小説に出てくる空飛ぶクジラが、私が『見っけ』を聴いて頭に描いたものだったんだ、と繋がった。


そういえば大きな世界観も似ているし、歌詞に出てくる言葉と、この物語について思い出せる限りのキーワードがかなり相似してる。
どちらもこの世に生み出されて本当によかったと思う素敵な作品。最高。

今検索(脳内じゃなくGoogle)してみたら、ハードカバーで読んだから分からなかったけど文庫版の表紙にはクジラがいる。
私が想像したクジラとはだいぶ離れた絵みたいだけど。

『文明の子』また読みたいから文庫買おう。

自分の中ではとてもすっきり繋がった二つだけど、もしこの想いを共有できる人がいたら前世か来世は双子でしょうね。よろしくね。




はて、今日はすごく訳の分からないことを一生懸命書いてしまった。